ひみつの琴子さん【修正 & side story完結】
電車が来て、タカと乗り込み、やって来たのは北海道の味覚が楽しめる小料理屋だった。

「さあ、好きなもの頼んで。
あっ!…メニュー読める?」

とワザと尋ねてくる。

「日本語は得意ですよ?

わあ!北海道といえば、ジャガイモ
だよねー、ジャガバターがいい!」

えっと…それとね、シシャモ…と言うと
タカは嬉しそうに、

いいねえぇ…ホッケも頼もうと言い、
サッポロビールと一緒に注文してくれた。

タカ!と呼ぶ。

どした?と優しく微笑むから、

「タカといると楽しい!」

本心だ。

「俺も楽しいよ」

大きな手が頭を撫でる。

ふわり…

「タカ。タカといると落ち着く。
懐かしい匂いがするの。

それとね、タカに言わなきゃいけないことある」

こんな、タカを…藤枝さんを騙すことしてちゃいけない。

「全部が終わったら、ちゃんと話すよ」

「うん。待ってるよ」

タカは、ヨシヨシ…と撫でてくれた。











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