ひみつの琴子さん【修正 & side story完結】
どんなに悲しくても、朝は来る。
今は12月。私は、まだ中学生3年生で、志望校に合格するため、勉強しなくてはならない。
都内のトップ校を目指していた。
一週間、学校を休んだ。
今日は、久しぶりに登校する。
「お父さん、いってきます」
仏壇の前で、手を合わせる。
「お母さん、いってきます」
精一杯の明るい声を出す。
「…いってらっしゃい」
少し痩せたお母さんが、静かに微笑んだ。
今は12月。私は、まだ中学生3年生で、志望校に合格するため、勉強しなくてはならない。
都内のトップ校を目指していた。
一週間、学校を休んだ。
今日は、久しぶりに登校する。
「お父さん、いってきます」
仏壇の前で、手を合わせる。
「お母さん、いってきます」
精一杯の明るい声を出す。
「…いってらっしゃい」
少し痩せたお母さんが、静かに微笑んだ。