ひみつの琴子さん【修正 & side story完結】
「…じゃあ、どうしよう。私…梶浦社長に酷いこと言っちゃった」
告別式の日、
『人殺し!どうして来るの?帰ってよ!』
あの日の光景が蘇る。
「琴子には、お父さんの病気のこと、伝えてなかったんだし、仕方ないわ。
梶浦さんはね、傾きかけたトリニティの経営を、一年で立て直して、トリニティを今の地位に持って行ってくれた人よ」
「でも、私…トリニティをぶっ潰してやろうって、企てて…どうしよう」
「琴子、どういうこと?」
聞き捨てならない私の言葉に、さっきまで優しい雰囲気を纏っていた母が、ガラリと雰囲気を変え、キッと私を睨む。
告別式の日、
『人殺し!どうして来るの?帰ってよ!』
あの日の光景が蘇る。
「琴子には、お父さんの病気のこと、伝えてなかったんだし、仕方ないわ。
梶浦さんはね、傾きかけたトリニティの経営を、一年で立て直して、トリニティを今の地位に持って行ってくれた人よ」
「でも、私…トリニティをぶっ潰してやろうって、企てて…どうしよう」
「琴子、どういうこと?」
聞き捨てならない私の言葉に、さっきまで優しい雰囲気を纏っていた母が、ガラリと雰囲気を変え、キッと私を睨む。