ひみつの琴子さん【修正 & side story完結】
後悔
「どういうことですか?」
梶浦社長の秘書、鈴村さんに対し、食ってかかっていた。
「人事課でも把握してますよね?
平川 琴子さんは今月末で退職します」
焦る俺に反し、いつもどおり落ち着いた態度で答える鈴村第一秘書。
「退職することは聞いていますが、
なぜ今日から出勤してないのですか?」
努めて、声が震えないよう尋ねる。
「有給休暇の消化ですよ」
人事課なら当然知ってるでしょ?と
その瞳が聞いてくる。
くそっ!
心の中で舌打ちする。
「そうでしたか…失礼します」
秘書課を出て行こうとした俺を鈴村さんが呼び止める。
「顔…気を付けて下さいよ?
素が出てしまってます」
「…くっ」
余計なお世話だっ!
バタン!
梶浦社長の秘書、鈴村さんに対し、食ってかかっていた。
「人事課でも把握してますよね?
平川 琴子さんは今月末で退職します」
焦る俺に反し、いつもどおり落ち着いた態度で答える鈴村第一秘書。
「退職することは聞いていますが、
なぜ今日から出勤してないのですか?」
努めて、声が震えないよう尋ねる。
「有給休暇の消化ですよ」
人事課なら当然知ってるでしょ?と
その瞳が聞いてくる。
くそっ!
心の中で舌打ちする。
「そうでしたか…失礼します」
秘書課を出て行こうとした俺を鈴村さんが呼び止める。
「顔…気を付けて下さいよ?
素が出てしまってます」
「…くっ」
余計なお世話だっ!
バタン!