ひみつの琴子さん【修正 & side story完結】
「……」
「…悟?」
いつもと様子が違う俺を、琴子が
心配そうに見る。
「鈴村秘書って…奥さんいたんだ…」
「ええ。結婚10年目なんですよ。
この間、定期入れの奥様の写真を見せていただいたけど、すごい美人さんです」
10年って、すごいなあ。ラブラブです…うっとりしてる琴子。
そういえば、そうだっけ?と、鈴村秘書の個人データを思い浮かべる。
社員一人ひとりの家族構成なんか、いちいち覚えていない…つうか、興味がない
一人、ホッと胸をなで下ろす。
悟?…と琴子が不思議そうに俺を見る。
琴子に早く婚約指輪を送ろう。
俺のものだと印をつけたい。
余裕ないな…俺。
全く、きみって人は。
いったい、いくつ初めてのことを体験させてくれるんだ?
「…悟?」
いつもと様子が違う俺を、琴子が
心配そうに見る。
「鈴村秘書って…奥さんいたんだ…」
「ええ。結婚10年目なんですよ。
この間、定期入れの奥様の写真を見せていただいたけど、すごい美人さんです」
10年って、すごいなあ。ラブラブです…うっとりしてる琴子。
そういえば、そうだっけ?と、鈴村秘書の個人データを思い浮かべる。
社員一人ひとりの家族構成なんか、いちいち覚えていない…つうか、興味がない
一人、ホッと胸をなで下ろす。
悟?…と琴子が不思議そうに俺を見る。
琴子に早く婚約指輪を送ろう。
俺のものだと印をつけたい。
余裕ないな…俺。
全く、きみって人は。
いったい、いくつ初めてのことを体験させてくれるんだ?