ひみつの琴子さん【修正 & side story完結】
「なあ、行くの…やめにしない?」

私の後頭部に手をまわし、首すじをさまよい胸元へ移動していく唇…

「…やあ……っ」


ドスッ!


「いってぇ…!」

鳩尾を押さえ、私から離れる悟。

サッと立ち上がり、乱れた衣服を整える

「悟?出発するよ。もうすぐ母も来る頃だし」

ニコリと笑う。


「どうして、琴子はグーでパンチするの。コレ…地味に痛いよ」


力…入れ過ぎたかな?反省…

「…ごめんなさい」


「クスッ…嘘だよ。パンチが来る気配がしたから腹筋使った。さほど痛くないぞ?」


ベエーーッと舌を出す。


むっ、余裕ぶって…

「もう!いつも余裕なんだから…」

















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