ひみつの琴子さん【修正 & side story完結】
俺の順番になった。
「ようこそお越しくださいました。資料をお受け取りくださいませ」
資料を受け取ろうと、手を伸ばすと、タイミングが悪かったようで、俺の指先と、河田さんの指先が少しだけ触れた。
彼女の細く綺麗な指先は、驚くほど冷たかった。
わずかに震えてる。
もしかして……寒いんじゃないか?
俺たち…お客さんたちは、暑い外から来るから、エアコンの温度は低めがありがたいが、ずっとここにいる彼女たちは動かないから、足先からひえてしまってるんじゃないか?
受付けから、少し離れた場所にいる鈴村秘書に、受付けの足元にヒーターを置くよう指示を出す。
「ようこそお越しくださいました。資料をお受け取りくださいませ」
資料を受け取ろうと、手を伸ばすと、タイミングが悪かったようで、俺の指先と、河田さんの指先が少しだけ触れた。
彼女の細く綺麗な指先は、驚くほど冷たかった。
わずかに震えてる。
もしかして……寒いんじゃないか?
俺たち…お客さんたちは、暑い外から来るから、エアコンの温度は低めがありがたいが、ずっとここにいる彼女たちは動かないから、足先からひえてしまってるんじゃないか?
受付けから、少し離れた場所にいる鈴村秘書に、受付けの足元にヒーターを置くよう指示を出す。