ひみつの琴子さん【修正 & side story完結】
その藤枝室長が、私の目の前に来た。
すぐに笑顔を作り、彼にも資料を手渡す。
少しタイミングが合わず、一瞬、藤枝室長の指に触れた。
「……っ、」
冷えきった指で触れたため、藤枝室長の指がえらく熱く感じた。
お互いの指が触れた次の瞬間、藤枝室長が驚いたように目を見開いたけど、すぐに表情を戻した。
それから、間もなくして、私たちの足下にヒーターが置かれた。
ヒーターを持ってきてくれた鈴村秘書に、目で感謝の気持ちを伝えた。
さすが、鈴村秘書。私たちが寒がってること、よく分かったな…
すぐに笑顔を作り、彼にも資料を手渡す。
少しタイミングが合わず、一瞬、藤枝室長の指に触れた。
「……っ、」
冷えきった指で触れたため、藤枝室長の指がえらく熱く感じた。
お互いの指が触れた次の瞬間、藤枝室長が驚いたように目を見開いたけど、すぐに表情を戻した。
それから、間もなくして、私たちの足下にヒーターが置かれた。
ヒーターを持ってきてくれた鈴村秘書に、目で感謝の気持ちを伝えた。
さすが、鈴村秘書。私たちが寒がってること、よく分かったな…