ひみつの琴子さん【修正 & side story完結】
国立大学の教育学部で、教師を目指していた拓海は、2回生の時に訪れたイタリアで、拓海曰く『超絶に美味しいイタリア料理』に出会い、料理人に方向転換した。
通っていた大学を辞め、調理師専門学校へ通い、イタリア料理人を目指している。
突然、大学を辞めると言い出した拓海に、ご両親は猛反対で、今は音信不通になっている。
資金援助はなく、専門学校時代から、拓海はバイトを掛け持ちしながら、今日に至る。
若いのに、かなりの苦労人だ。私は、この手の話に弱い。
井川さんと三奈ちゃんと駅のホームで別れ、自宅のある駅の改札を抜ける。
「万里さん!」
通っていた大学を辞め、調理師専門学校へ通い、イタリア料理人を目指している。
突然、大学を辞めると言い出した拓海に、ご両親は猛反対で、今は音信不通になっている。
資金援助はなく、専門学校時代から、拓海はバイトを掛け持ちしながら、今日に至る。
若いのに、かなりの苦労人だ。私は、この手の話に弱い。
井川さんと三奈ちゃんと駅のホームで別れ、自宅のある駅の改札を抜ける。
「万里さん!」