ひみつの琴子さん【修正 & side story完結】
改札を出てすぐの所に、拓海が立っていた。
私の姿を見つけると、尻尾が見えるんじゃないかってくらい喜んで駆け寄ってくる。
ハチ公?…渋谷駅で、ご主人を待ち続けた忠犬の姿と重なる。
色素の薄い茶色の髪は、天然パーマのおかげで、クルクルとカールしてて、走るたびにフワフワと弾んでる。
駆け寄ってきた拓海に、ぎゅうぅ…と抱きしめられる。
「ただいま。拓海」
拓海の背中に回した手に、ぎゅうぅ…と力を込めた。
「おかえり。万里さん」
見上げると、優しく微笑む拓海がいた。
「待っててくれて、ありがとう」
私の姿を見つけると、尻尾が見えるんじゃないかってくらい喜んで駆け寄ってくる。
ハチ公?…渋谷駅で、ご主人を待ち続けた忠犬の姿と重なる。
色素の薄い茶色の髪は、天然パーマのおかげで、クルクルとカールしてて、走るたびにフワフワと弾んでる。
駆け寄ってきた拓海に、ぎゅうぅ…と抱きしめられる。
「ただいま。拓海」
拓海の背中に回した手に、ぎゅうぅ…と力を込めた。
「おかえり。万里さん」
見上げると、優しく微笑む拓海がいた。
「待っててくれて、ありがとう」