ひみつの琴子さん【修正 & side story完結】
拓海が出発する日、東京駅まで一緒に行く。
入場券を買って、新幹線のホームのベンチに腰掛け、新大阪方面行きの新幹線が来るのを待った。
コツ…
「拓海くん?…あ、やっぱり拓海くんだ。おはよう」
振り返ると、肩まである髪を、ふんわりとカールさせた可愛らしい女の子が立っていた。
「晴香?おはよう」
「荷物…少ないね。それで一週間分なの?」
「晴香の荷物が多すぎなんだよ。長期滞在みたいじゃねぇか…」
拓海…大阪行きって、一人じゃなかったんだ。
『晴香』……て、随分と親しいんだね。
これから一週間、拓海はあの女の子と行動を共にする。拓海と離れて暮らすだけでも寂しいのに、不安な気持ちがムクムクと湧いてきた。
入場券を買って、新幹線のホームのベンチに腰掛け、新大阪方面行きの新幹線が来るのを待った。
コツ…
「拓海くん?…あ、やっぱり拓海くんだ。おはよう」
振り返ると、肩まである髪を、ふんわりとカールさせた可愛らしい女の子が立っていた。
「晴香?おはよう」
「荷物…少ないね。それで一週間分なの?」
「晴香の荷物が多すぎなんだよ。長期滞在みたいじゃねぇか…」
拓海…大阪行きって、一人じゃなかったんだ。
『晴香』……て、随分と親しいんだね。
これから一週間、拓海はあの女の子と行動を共にする。拓海と離れて暮らすだけでも寂しいのに、不安な気持ちがムクムクと湧いてきた。