ひみつの琴子さん【修正 & side story完結】
「それに、河田さんはいつも忙しくしてるんだから、たまにはゆっくりしないと。倒れるよ?

最近、顔色が悪いし。ちゃんと食べてる?」


えっ…?気づかれてる?
今週の朝食は、食べる気がしなくて、拓海のオニオンスープだけで済ませてる。


「…疲れてるように見えるんですか?私…」

さっきまでの勢いが無くなる。

「いや…ほとんどの人は気づいてないと思う。
俺…人の観察するの趣味だから、だから気づいたと思う」


「そ、それって…スト…」


「ストーカーじゃないから」

突然、横から手が伸び、グイッと私の顎をつかまれる。

「……っ!」

そして、小さな細長い箱を寄越す。

「コレ、あげる。河田さんに似合うと思う」




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