ひみつの琴子さん【修正 & side story完結】
「今は彼女はいない。絶賛募集中だ。
河田さんが、なってくれる?」

「なりません」

即答だ。チャラい人は嫌い。







ん?

反対側の歩道に、男女数人のグループが騒いでる。

どこにでも居そうな、飲み会の集団…


「やだー、拓海君のえっちーぃ!」

「いいじゃん、ちょっとくらい」

「何だよ〜晴香と拓海。他所でやれよ。おまえらみたいなのを、バカップルっつうんだよ」

「ヒロ君、バカは余分だよ〜」




そこにいたのは、拓海と、一週間前に、東京駅で拓海と仲良さげに話していた晴香という女の子だった。
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