ひみつの琴子さん【修正 & side story完結】
「藤枝さん、ごちそうさまでした。
どのお料理も美味しくて…久しぶりに晩ごはんを食べました」
このところ、つまめる程度の食べ物しか口にしていなかった。
「…ちゃんと食べないと。倒れてしまうよ。宮澤部長も心配してる」
私ったら、上司にまで心配かけて…秘書失格だな…
「………」
車は、「すな川」から少し走った所で止まった。
「河田さん、外へ出てごらん」
そう言われて車から外へ出ると、そこは小高い丘の上で、街が一望できる。
「うわぁ、綺麗……」
「あの光の一個一個の中で、みんな働いて、生活してる。俺さ…行き詰まって、一人で考えたい時にここ来るんだ。
あの光を見てるとさ、おまえ一人じゃないぞ。
頑張れって言われてる気になるんだ。みんなだって、キツい事あるんだぞって」
どのお料理も美味しくて…久しぶりに晩ごはんを食べました」
このところ、つまめる程度の食べ物しか口にしていなかった。
「…ちゃんと食べないと。倒れてしまうよ。宮澤部長も心配してる」
私ったら、上司にまで心配かけて…秘書失格だな…
「………」
車は、「すな川」から少し走った所で止まった。
「河田さん、外へ出てごらん」
そう言われて車から外へ出ると、そこは小高い丘の上で、街が一望できる。
「うわぁ、綺麗……」
「あの光の一個一個の中で、みんな働いて、生活してる。俺さ…行き詰まって、一人で考えたい時にここ来るんだ。
あの光を見てるとさ、おまえ一人じゃないぞ。
頑張れって言われてる気になるんだ。みんなだって、キツい事あるんだぞって」