ひみつの琴子さん【修正 & side story完結】
藤枝さんが、抱きしめていた手を緩めて、私を見つめる。
「河田さんは…どうしようもない人なんかじゃないよ。自分一人で頑張りすぎないで。もっと周りを、俺を頼ってくれたらいい」
「…はい」
藤枝さんは、私より二つ年下なのに、大人で、こんなにも大きい。
抱きしめられてると、全てが良い方向へ解決するんじゃないかと、ポジティブになれる。
すごい人だな…
クシュン!
秋の気配が色濃くなった夜は冷える。
「冷えた?車に戻ろう」
私は藤枝さんに抱えられ、早足で車に戻った。
「もうすぐ温まってくるから、待ってて」
車の空調を操作しながら、私を気遣う。
優しい人だな…
「河田さんは…どうしようもない人なんかじゃないよ。自分一人で頑張りすぎないで。もっと周りを、俺を頼ってくれたらいい」
「…はい」
藤枝さんは、私より二つ年下なのに、大人で、こんなにも大きい。
抱きしめられてると、全てが良い方向へ解決するんじゃないかと、ポジティブになれる。
すごい人だな…
クシュン!
秋の気配が色濃くなった夜は冷える。
「冷えた?車に戻ろう」
私は藤枝さんに抱えられ、早足で車に戻った。
「もうすぐ温まってくるから、待ってて」
車の空調を操作しながら、私を気遣う。
優しい人だな…