ひみつの琴子さん【修正 & side story完結】
そして、今は鈴村さんがスーツを選んでくれてるのを待ってる状態だ。

このセレブ御用達のようなブランドショップに連れてこられ、「さあ、選んで」
と言われたものの、値札を見て固まった私は使用不可。

「時間がもったいない。私が選びます」

と鈴村さんにピシャリと言われてしまった。


カッ、カッ、カッ…


鈴村さんが何着か持ってきた。

「着替えて下さい」

さあ、早く!と急かされる。

はいはい…
分かったから、どつかないで!

「試着したら、一回ずつ出てくるんですよ」

「はい。分かりました」

あー、面倒くさい。

「面倒がらない!」

うわっ、なぜ分かった?

エスパー?


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