ひみつの琴子さん【修正 & side story完結】
いつもより、早いペースでゴミを集め、モップがけする。

「よし!終了…愛ちゃん、帰るよ」

大急ぎで着替える。

風が強い。

通用口から出ようとして、更衣室にスマホを忘れたことに気付いた。

「亜季さん、先に駅へ向かって下さい」

「そう?分かったわ。じゃ、
お疲れさま」


急いで更衣室へ戻る。

着信があったのか、暗闇の中で、スマホが光っている。

「あった!」

スマホを手にし、更衣室を出た途端…


ボン!


辺りが闇に包まれた。

「うそ⁉︎…停電…」

これじゃあ、通用口の自動扉は開かない

「どうしよう…」





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