ひみつの琴子さん【修正 & side story完結】
ほらっ…と毛布を出してくれる。

暫くして、温かいコーヒーの入ったカップを渡された。

「それ、夕方に作ったコーヒー。
残業対策でマイボトルに入れてる。
直飲みしてないから…」

「ありがとう…うわ…あったかい」

ふう…ふう…と温かいコーヒーを飲む。

そんな私を微笑んで見てるであろう藤枝さん。気配でなんとなくそう感じる。

ソファに並んで座り、毛布を掛ける。


・・・・・


ホッ…


藤枝さんの隣って落ち着くな…

そんなことを思いながら、うとうとしていると、

私の肩を毛布越しにポンポンする藤枝さんが、ポツリとつぶやいた。





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