キミが好き
それから、私達は4人で学校に向かった。
ま「じゃー、俺らは教室行くわっまた、放課後迎えに来るわっ」
か「うんっじゃーねっ」
私達は、愁と雅紀と別れてクラス発表を見に行った。
あ「カンナっカンナっ同じクラスだったよっ!!」
か「あ、本当に?1-Aかっ行こっか?」
それから、クラスに向かった。
か「ねぇ?愛梨は愁に告んないの?」
あ「へ?ムリムリ…無理だよっ」
私は、ブンブンと顔を横にふった。
か「だって、愁って結構人気あるし、取られちゃうよ?」
とられるって…笑
もともと私のモノじゃないし…。
確かに愁は昔からモテる。
愁は、顔もかっこ良くて、誰にでも優しいし、特に女の子にはさらにだっ…。
運動も勉強もできる。
まぁ、大抵の女子はほおって置かないだろう。
あ「うーん?だって、もしフラれてその後どうしていいかわからないし…」
か「あー、でもほらっ見てみなっ」
カンナは、窓の外に目を向ける。
あ「え………」
私は、言葉を失った…。
「愁くぅーん今度ぉどっか行こぉーよぉ」
「愁っどっか行こぉ」
うわっやばっあの、上目使い…ひくっ
しゅ「んー?ごめんね?今日は、予定入ってるんだよね?」
「えぇなぁんでぇ?」
しゅ「ごめんね?」
女が、愁の腕に絡んでいる。
そんなやりとりをしていると一人の女の人が来た。
「愁ーー」
うわっ美人さんでっ
しゅ「おぉ、沙綾っ」
しかも、呼び捨て?
さ「あのさー、この前行ったCD屋で買ったヤツ貸してあげるっ」
不思議な事に回りにいた女の人達は自然とひいていった。
しゅ「おぉ、さんきゅー」
どーゆーこと?2人で行ったの?なんで?愁は、あの人とどーゆー関係??
あ「バカ……」
私は、誰にも聞こえないくらいに言った。
か「え?なんか言った?」
あ「んーん、なんでもないよっ」
か「そう?」
クラスに入ってすぐに体育館に行った。
愁の姿を探したけど見つからない。
きっとあの沙綾さんといるんだろうな?
そんなことを考えているといつの間にか入学式も終わっていて教室に戻って何もかも終わっていた。
「愛梨っ、おいっ愛梨っ」
あ「え?愁?なんでいるの??」
しゅ「帰るぞっ」
あ「え??愁、?カンナは??」
しゅ「もう、終わりだから帰るぞっ?迎えに来るって言ったろ?」
あ「うん…でも、カンナと雅紀は?どこで待ってるの?」
私は、周りを見渡したけどカンナと雅紀はいない。
しゅ「カンナと雅紀は2人で行くって」
2人で行くって温泉のこと??
しゅ「だから、今日は俺と二人な?部屋も一緒」
へ?2人?
ん?待てよ?愁と2人…温泉…部屋一緒?
あ「え?え?え???2人?愁と?一緒??」
しゅ「え?どうしたっ?そうだよ?小学校以来か?」
愁は、普通に笑っている。
あ「そ、そう、だね?」
しゅ「嫌か?俺とだと…」
あ「へ?」
しゅ「そうだよなっいつまでも子供じゃねーんだしっ」
どうしよっいいのか?愛梨っせっかく2人でいれるチャンスを逃してっ
あ「そんなことないっ行こっ愁っ」
しゅ「え?お、おう」
あ「じゃー、そうと決まったら早く服取りに帰ろっ?」
しゅ「おうっ」
それから、何話したかは覚えていない。
だって、家帰ってからどうするか頭の中で考えまくった。
しゅ「じゃー、2時にここな?」
あ「え?あ、うんっまたっ」
玄関を閉めて走りだしたっ
まず、お風呂に入って髪を念入りにアイロンした。
お化粧もバッチリ!!
買ったばかりのピンクのワンピースを着て少し高めのヒールを履いて準備完了!!
五分前!
あ「うんっ丁度いい時間っ」
ドアを勢いよく開けると愁が立っていた。
あ「愁?早くないっ??」
しゅ「そーか?可愛いね?似合ってるよ?」
あ「あ、ありがとぅ…」
ヤバイ…恥ずい…
私の心臓持つのか?これでヤバイのにっ
ファイトだっ自分っ