好きとか絶対ありえへんっ
「ありがと…っ」


ギューッ


拓人はあたしを強く抱きしめてきた。


あたしの顔はきっと今までにないぐらい真っ赤。


好きって言われた上、抱きしめられるとか、あたしの心臓破裂する…!!


拓人があたしのことを抱きしめている間、あたしの心臓が落ち着くことはなかった。




スースー



あたしの上から聞こえる寝息。



なんとなんと


あたしを抱きしめながら拓人は眠ってしまったのだ


熱あったから疲れたんかな…


あたしはゆっくりと拓人の腕を体から剥がした



「お邪魔しました」


あたしは小さな声で寝ている拓人に言って、拓人の家を出た
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