好きとか絶対ありえへんっ
「ははっ……」


自分が情けなさすぎて、笑えてくる。



ごめんな、歩夢。


今日で歩夢を傷つけた



だから、これから歩夢とは関わらんから。



俺の想いは心の中でしまっとくことにしとくから。



歩夢だけは…



歩夢だけは、幸せになってくれ




ーーーー


それから俺は女をとっかえひっかえ遊ぶようになった。



早く俺の中から歩夢の存在を消すため。



「春馬ぁぁ??


今日はあたしとあそぼぉ?」


ここは学校の非常階段のところ。


だから、人が通りかかることは滅多にない


そして、今言葉を発した俺の腕にわざとらしく胸を当てて上目遣いしてくる金髪の女。



もちろん名前なんか知らん。


覚える意味もない。


「んー。いーよ



じゃあ夜に俺の家来いよ。」



「ホントにぃ〜?


やったぁぁ!!


春馬大好きぃぃ〜〜!!」


金髪女は俺に思いっきり抱きついてきた。



「俺もお前のこと大好き」



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