好きとか絶対ありえへんっ
「拓人ありがと…」


そう言って拓人から離れようとしたけど


「まだもうちょっとこのまま」



「えっ…」


そう言って拓人はもっと強くあたしを抱きしめた



後ろから抱きしめられてるから拓人の顔は見えへん



「まだあいつら見てるかもしらんし」



「あ、うんそうやな」



「ってゆうのは口実で。


お前のこともうちょっと抱きしめときたいから。」



ドキドキドキドキ



あたしの鼓動は早くなる。



最近拓人にドキドキさせられてばっかりや



少ししてから拓人はあたしを解放した。




そして、さっき座ってたベンチに2人で座った



「怖かったやろ?


ごめん。もっとはやく来れたらお前に怖い思いさせずに済んだのに」



拓人は私のほうを向いて、頭をポンポンっとしてくれた
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