好きとか絶対ありえへんっ
あたしは慌ててポケットからハンカチを取り出して奈美に渡す



「歩夢はなんでそんなに優しいんかなー…」



「あたしは全然!


奈美の方が全然優しいし、いつも助けられてんで?」



いつも相談に乗ってくれるし、アドバイスもくれて、最高の親友




「あたしと歩夢がはじめてしゃべった時のこと覚えてる…?」



「野外学習で同じ班なった時??」



確か、くじ引きであたしと奈美が同じ班になって、よろしくねってお互い挨拶したのがはじめてのはず…




「やっぱりそう思ってたか〜


実はその前にも一回話してる」




「え!?」



あたしは持っていたグラスを落としそうになった


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