好きとか絶対ありえへんっ
拓人は聞くのを諦めてあたしのことを抱きしめた。



「もう他の男に抱きしめられんなよ?」



「…なんで…?」


あたし肝心な言葉聞いてない。



「もうわかるやろ…?」



「わからんし…」



拓人の口から聞きたいから。



「俺と付き合ってほしい。」



「はいっ…」


あたしはその瞬間涙が溢れた




「おい」



あれ、なんか拓人怒ってる…?



「俺があげたネックレスは?」



「ここ」


あたしはさっき図書室を飛び出したときにポケットにいれたネックレスを取り出した
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