好きとか絶対ありえへんっ
最終的には拓人がおれてくれた


「じゃああたしは邪魔やと思うし、幸希のところ行ってこよっと」


奈美はスキップしながら幸希君の元へと行った


「あ、そうやみんな聞いとけ


歩夢は俺の女やから手出すなよ?


男も女も容赦せえへんから。」



拓人はあたしをドキドキさせることばっかり言う…



この教室と廊下におった人たちは拓人の言葉を聞いて驚く人が多いと思ってたけど、意外と驚く人は少なかった。


「あ〜ゆ。」


「なに…?」


「屋上行こ」


「は?もう1限目はじま…「さぼる!」


「え、ちょ…」



拓人はあたしの手を引いて屋上へと向かった


屋上の扉を開くと、春の風があたしと拓人の間を通り抜けた



ちょうどいい暖かさで心がぽかぽか温かい気持ちになる
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