好きとか絶対ありえへんっ

「ご注文お伺いいたします」


ウェイトレスさんが来て拓人が答える



「ハンバーグとナポリタン1つずつ」


え…


「かしこまりました」


ウェイトレスはそう言って去って行った



「拓人、なんでわかったん…?」



「歩夢がナポリタン好きなん知ってるし


それより俺に遠慮すんなっていつも言ってるやろ?」


「ごめん」



拓人のこと信用してるのに、なんで遠慮しちゃうんやろ



「俺、歩夢が自己中心的でも我が儘でも絶対嫌いにならんから」




拓人がそう言った瞬間分かった気がした



''多分、拓人に嫌われたくなかったんや''


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