好きとか絶対ありえへんっ
んー、どこおるんやろ


あたしは拓人にお礼を言おうと、拓人を探してるけど、なかなか見つからん




「あったくっ…」


拓人は体育館裏におって、拓人に声をかけようとしたけど、拓人はあたしなんかよりもっと派手な男の子や女の子に囲まれていた



「拓人超かっこよかった〜」



「ほんまにな〜


あたし惚れ直しちゃった〜」



「拓人あたしとデートしよ〜?」



拓人はその場におった女子からモテモテ。



イラっ




なんでイライラしてんの?



あたしはなぜかその女の子たちにイライラしてた



もう知らんっ


あたしはその場におりたくなくて、走ってその場から離れた



拓人はあたしだけじゃなくて、きっとあの子らにもキスとかすんねん。


別に…そんなことどうでもいいやん…



「ううっ…」




あたしは、拓人たちから少し離れた人気の少ない水道の前で泣き崩れた。
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