好きとか絶対ありえへんっ
あれから何分ぐらい経ったんやろ…


あたしはしばらく泣いてようやく泣き止んだ


そろそろ奈美たちのところに戻ろっかな…


あ、けどその前に目、冷やしに行こっかな…



多分目が腫れてひどい状態やと思う。


人が少ない道を選んで保健室に保冷剤をもらいに行った



「失礼しま…」


保健室の扉を開けると、先生はいなくて…



「!?お前どうしたんや!?

その目!」


かわりに拓人がいた。



「えっと…



特になんでもないよ。


それより拓人は…?」





「俺は疲れたから寝よっかなと思って。



それより話そらすなよ。


お前なにがあったん?」



だんだん拓人があたしに顔を近づけてくる。
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