好きとか絶対ありえへんっ
力強く奈美
に体を揺すぶられる


「あーえっとちょっと色々あって〜」


「もー!歩夢がおらんからめっちゃひまやった!


てかちょっと目腫れてる?



泣いた?」



「んー泣いてないよ〜」


「…そっか。」


多分奈美は泣いてたことに気づいてたけど、あえて知らんふりしてくれたんやと思う。


ありがと、奈美、大好き。


心の中でそっと呟いた。



「それより、5組優勝してんで!?


あたしたちのリレーのおかげやって!!」


奈美はあたしに抱きつく

「え!ほんま?」


今、あたしは5組が優勝したことを知った。



「ほんまほんま


あ、坂下君にあった??


お礼言えた??」



「あ、あー、えっと、まだー」


出来るだけ平然を装って言った



「…そっかー」



奈美はあたしの異変に気付いたと思う
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