好きとか絶対ありえへんっ
うん、絶対そうや!


あたしはそう思い、目を閉じて、いつのまにか眠りについていた



ーー


「ゅ…ぁゅ…歩夢〜〜!!」


「ん…?」


目を覚ませば、あたしのことを叩き起こしているお母さんがいた


「あれお母さん今日仕事休み?」


「うん!そうそう!


それでお母さん今から歩夢たちのご飯つくらなあかんから、これ美由希(miyuki)ちゃんに届けてもらっていい?」



美由希ちゃんこと美由希さんは拓人のお母さん



そして、お母さんに差し出されたのは、りんごが何個か入った袋やった。


「お母さん、出張で青森行ってたやろ??


それで美由希さんの分もお土産買ってきたから届けて欲しいねん。」


…正直今拓人の家に届けるのは辛い。


けど、美由希さん家おるよな…?


お母さんも今からご飯作るって言ってるし…


「うん。わかった」


「ありがとう〜!!」


あたしはお母さんからりんごの入った袋を受け取った


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