好きとか絶対ありえへんっ

「今クレープデカイとか思ったやろ？」


ニヤニヤした顔で拓人があたしに聞いてくる


「キモ…


べ、別にそんなこと思ってないですけど！？


食べれるし！」


あたしの思ってたことが見破られたのがめっちゃ悔しくて、強がった。


うん。それが間違いやった。



ーーーー



う、やばい。


半分ぐらい食べたところで、あたしの胃は限界になっていた。



ほんまこのクレープデカすぎる


捨てるのも悪いし…



「ごめんなさい食べてください」


拓人に頭を下げてクレープを差し出す。



「…え、うん、わかった」


ちょっと戸惑い気味の拓人やったけど、あたしからクレープを受け取って、すぐに食べた



あたしとは比べ物にならんぐらいのスピードで拓人はクレープを食べていった



早すぎる…