好きとか絶対ありえへんっ
あたしは反対側に座る



「よし!行くぞ〜!」


あたしは自分で掛け声をして、ゆっくり地面を蹴った


予想以上に高く上がって、拓人を見下ろせて、なんか嬉しかった



「ちょ、お前いきなり上がんなや!


落ちかけたやんけ!」



拓人は慌ててシーソーの取っ手に捕まった。



「あたし掛け声したし〜!」


「お前…」


「うっわ!!危ないわ!!」


拓人は仕返しにあたしよりも強い力で地面を蹴ってきた



「ざまあみろ」


拓人はフッっと鼻を鳴らしてきた


「うざ…


お尻痛いし、おりゃ!!」



「うわ!お前どんなけ蹴るねん!」


あたしはもっともっと強い力で地面を蹴った


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