好きとか絶対ありえへんっ
…こいつ。

「ペットボトルでも冷たいねんからな!」



さっきのことが嘘のようにあたしたちはいつも通り。


拓人は飲み物を買いに行くと言って、帰ってくると、あたしが気付く前にほっぺにジュースのペットボトルを当ててきた



夏にされたら、気持ちいいと思う


けど、今は真冬


冷たいに決まってるやん!




「まあまあ


俺のおごりやねんから、ありがたく飲め」



「別に頼んでないもん…」


あたしは拓人が渡してくれたリンゴジュースを飲み始めた。



「はーっ!!


おいしい!」


「は!?

お前早すぎやろ!

冬やから冷たいやろ!?」



「ほっぺにあてられるよりマシですー」



あたしは拓人にもらったジュースを一気に飲み干した



拓人はミルクティーをゆっくり飲んでいる



あ。いいこと考えた
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