きみのために -青い竜の伝説ー
26.出発の朝
馬のいななきや笛の音が遠くに聞こえた。
ボンヤリする頭で目を開けた。
霞がかかったように視界が晴れない。
夢を見ているような、断片的な絵を見ているような気分。
身体が重い。
薄明りの中、フランツ皇子を見たような・・
いつもフランツが苦しげだったり、、マレーさんが泣いていたような・・
フランツが何か話しかけてくれてたんだけど、聞き取れなかった。
ただいつも彼の香りに包まれていたようで、安心感があったんだっけ・・。
そしてまた私は眠りの中へ戻ってしまっていた。
ボンヤリする頭で目を開けた。
霞がかかったように視界が晴れない。
夢を見ているような、断片的な絵を見ているような気分。
身体が重い。
薄明りの中、フランツ皇子を見たような・・
いつもフランツが苦しげだったり、、マレーさんが泣いていたような・・
フランツが何か話しかけてくれてたんだけど、聞き取れなかった。
ただいつも彼の香りに包まれていたようで、安心感があったんだっけ・・。
そしてまた私は眠りの中へ戻ってしまっていた。