同居ノススメ
平日休みの2人の時間
・
同居開始から、
約1ヶ月経過したある日。
ようやく二人の休みが重なり
買い物やもろもろの手続きなどを
済ませるべく、少し早めに起きて
お互いに支度をしていた。
慎太郎は
いつもの出勤スタイルと
さほど変わらないが
桃は・・・
時間をかけないながらも
膝丈のスカートにタイツを合わせ
きっちり目のシャツに
濃い色のグリーンのカーディガンを
合わせ、髪の毛は少し毛先を
カールさせていた。
その姿を見て慎太郎は
「桃・・そういう格好も
似合うんだなー」と
少し頬を赤らめ
桃を見つめていた。
桃は、
そんな慎太郎の表情は
視界に入っておらず
鏡と向き合い
少し大きめのピアスをつけながら
「そう?たまには良いでしょ?」と
ニコッとしながら言うので
慎太郎は同意した。