同居ノススメ


それから
しばらく市場調査をし

早めの夕飯を済ませて
手を繋いで雑貨を見て回り、
まるでデートのような1日を
過ごし、

自宅に着いた。

家のことと
お風呂を済ませると

慎太郎は、ソファに座って

「桃、ここ来て」
と自分の足の間を指差した。

桃は
「なっ・・なんで、
またそこ?」

と少し恥ずかしがりながら
聞くと、

「顔を見合わせて話すより
話しやすいでしょ?」

といつかと同じ返事をした。

桃が少しずつソファに近づくと
慎太郎が右手をグイッと引き
桃の背中を包み込む。


< 150 / 200 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop