同居ノススメ
・
それから
しばらく市場調査をし
早めの夕飯を済ませて
手を繋いで雑貨を見て回り、
まるでデートのような1日を
過ごし、
自宅に着いた。
家のことと
お風呂を済ませると
慎太郎は、ソファに座って
「桃、ここ来て」
と自分の足の間を指差した。
桃は
「なっ・・なんで、
またそこ?」
と少し恥ずかしがりながら
聞くと、
「顔を見合わせて話すより
話しやすいでしょ?」
といつかと同じ返事をした。
桃が少しずつソファに近づくと
慎太郎が右手をグイッと引き
桃の背中を包み込む。