同居ノススメ
同居から同棲に変わる瞬間
・
そんな桃が
なんとも愛おしくなり
慎太郎は思わず桃を抱きしめ
桃の耳元で囁いた。
「桃・・・俺さ、
こんなズルい男だけど、
桃を愛してるんだ。
自分よりも大切にしたい人
見つけちゃった・・・」
と言うと
桃の肩が震えた。
それにビックリして
桃の顔を見ると
目を真っ赤にして
次から次へと流れてくる涙を
必死で抑えようとしていた。
その姿があまりに可愛くて
慎太郎は桃の頬を包み込み
唇にキスを落とした。
桃はビックリして
目を見開いていたが
角度を変えて繰り返される
キスに応えていた。
そして・・・
「慎太郎、わたしもあなたが好き」
とようやく伝えることができた。