同居ノススメ
しばらくキスを繰り返した後
慎太郎は
「俺たち・・・
もう、一緒に住んでるけどさ。
桃、
俺の恋人になってくれるかな?」
というと
「うん、わたしも
そうなりたいと思ってた」
と答えると
桃から軽くキスをした。
慎太郎は桃からのキスに
胸を躍らせたが・・・
ある言葉を思い出して
眉間にしわを寄せた。
「しっかし、今日のアイツの
最後の暴言は、
しばらく許せそうにないな」
と険しい表情でいった。
桃は何のことかわからず
「ん?あぁ・・・
捨てられないようにってやつ?」
「そう」
「あれね。
負け犬の遠吠えでしょ?
自分が捨てた女が
自分と居た時より
幸せそうにしてたのが
気に食わなかったんじゃない?」
と桃は笑いながら言うと
「あはは!そっか!
桃、アイツといる時より
いま幸せそうな顔、してたんだな?」
と慎太郎は嬉しくなり
桃にキスをし、
「俺さ、桃を離す気ないから」
と静かに言った。