同居ノススメ
・
カタン・・・
リビングの方からの音に
気が付き、桃は目を覚ます。
『あれ?わたし・・・
リビングで寝たはずなのに・・・』
と思いつつ、
リビングに足を向けると
慎太郎が荷物を運び終え、
キッチンでスープを作っていた。
「桃、大丈夫か?
いま野菜のスープを
作ってたんだけど
少し食べれそうか?」と慎太郎。
「ありがとうございます。
本当にご自分の荷物を全て
運んできたんですか?」
と
桃が少し驚きながら聞くと
「うん!部屋の解約手続きも
とりあえず連絡入れたし、
あとでここの不動産屋さんも
教えて?
近くか、マンションの駐車場も
借りたいし、桃と一緒に住むのも
伝えないといけないからさ!」
とテキパキとこなす慎太郎。
スープの支度を持って
ダイニングに席つく2人。