同居ノススメ
「そうやって、
なんでもこなせちゃうから、
ある意味、器用なんですね。
でも・・・
たぶん実際は、
どこかで力を抜くのを
忘れちゃって?
ううん、違うかな・・・
力が抜けなくなっちゃって
誰かに頼れない、甘えられないまま
自己解決してきちゃったことが
多いんじゃないですか?
そういう面では、
すごく不器用なんじゃ・・」と
言うと
慎太郎は、「はっ!」と
すこし驚いた表情を見せ
少し間をあけてから、
「あっ・・・はっ・・
そうなの・・かな」と
やっと言葉を発し、
戸惑った表情を見せたので
「あっ・・わたし・・・
勝手に慎太郎さんを
分析するようなこと・・
違ってたら、ごめんなさい。」と謝る桃。