同居ノススメ

桃は慎太郎の色気に
惑わされそうになりながら、

「で・・何の話をしますか?」と
聞くと

「桃。敬語はやめない?

なんか、壁を作られてるみたいで
俺、寂しいなー」と慎太郎。

「えっと・・そうですか?」

「そうだよ、桃」

「じゃあ・・・えっと・・・」

「それと名前の『さん』づけもやだな。
ねっ、呼んで?」

「しっ・・・慎太郎・・?」

「そうそう!それそれ!それがいい!
桃に言われると元気が出る!」

「えっと・・・それで・・
同居のルールとかも・・作ります?」

と桃が提案すると

「同居か・・なんだか
愛がない言い方だなー

まっ、今はまだしょうがないっか。

そうだね・・じゃあ・・
とりあえず今のところは
頭の中に記憶しといて、
後で紙に書き出しておこうか?」

「そう・・だね。

慎太郎・・は、何か嫌なこととか
してほしくないこと・・ってある?」

と2人は話し合い
『同居のルール』は決まった。


< 38 / 200 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop