同居ノススメ
「うっ・・・・
うん?なんでもない。
ほら、
あっ・・アラームなってる。
起きなきゃ!」
と、慎太郎の体を揺り動かし、
起こそうとするも
なかなか起きてくれない。
桃は最終手段で
おもいっきり布団をめくり
「ほら!起きて!
さあ!顔洗ってきて!」
と声をかけると
体を丸めたままの慎太郎が
「イヤン♡そんなー
桃からのおはようのキスは?」
「そんなのありません」
「桃・・お母さんみたい・・」
「はいはい!
お母さんでもなんでもいいから起きて!」
と桃は、
髪の毛をゴムでお団子にまとめて
そそくさとキッチンへと向かった。
その後ろ姿を慎太郎は
ニコニコしながら眺めていた。