同居ノススメ


桃は17時半で
仕事を上がろうとした時、

延長保育に残っている
桃のクラスの女の子が
どうしても泣き止まないと、
延長保育の職員から
連絡が入り、
様子を見に保育室へ戻った。


どうやらご両親のお迎えが
いつもより遅くなっているようで
桃の顔を見るなりその女の子は

「ももせんせい・・!!」と

駆け寄ってきて、
抱っこをせがんできた。

「どしたのー?
寂しくなっちゃった?」

と抱き上げて背中をさすると
少し落ち着いたのか

「まま、こないー」と呟いた。

「大丈夫よ、ママ来るまで
一緒にいてあげるから、ねっ」と

背中をさすりながら、
抱っこしていると
いつの間にか女の子は
眠ってしまった。

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