T.A.B.O.O~満月のPerfect Crime~
そうしてジェーナは帰って行った。心配ながらも美羽はピエドラが明日の夕方に戻ると言ったジェーナの言葉を信じて待つことにした。

次の日…朝からどうしようもない程の不安と期待と色々な感情が入り交じる中美羽は早く"その時"がこないかと待ちわびた。待てども待てどもこういう時の時間の過ぎ方はどうも遅い。早く早くとするもなかなか過ぎない。仕方なく買い物へ行ってみたり部屋の片づけや掃除などしてみたり…何気なくも他愛ない事ばかりをしていた。
とはいえ昼間の時間が遅い…どうしてこんなに遅いのか…早く進む方法はないか…しかしそうもいかずに洗濯物を取り込んだり…また普通な事を繰り返した。
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