T.A.B.O.O～満月のPerfect Crime～

「どれにする？」
「私ハーフサイズでいいよ？んー…」

なかなかのボリュームを持ったサンドイッチのメニュー表にわくわくしながらもどれにしようか迷っている美羽。クスリと笑いながらも嬉しさを隠せないように和希は見ていた。

「和希…決まった？」
「俺は決まってるよ？」
「何するの？」
「ターキーベーコンエッグのハーフ」
「そっかぁ。…えっと…んー」

迷いに迷う美羽を黙って待つ和希。何人ものお客さんを先に通してようやく決まった。

「本当にベジ好きだな。…ｸｽｸｽ」
「お野菜おいしいよ？」
「そりゃそうだ。」

笑い合いながら待った２人は席に着いた。