T.A.B.O.O~満月のPerfect Crime~
「いただきまぁす!」
「いただきます!」

そうして2人は食べ始めゆったりとした時間を過ごした。どうしたらいいか…それでも時間が解らなくなるくらいに2人は楽しく、幸せに満ちたように向かい合いながら食べた。その時に和希は嬉しそうに笑った。

「ん?…和希どうしたの?」
「…ハハ…、付いてる」
「ふぇ?」

きょとんとしながら見つめる美羽に少し身を乗り出して口元を拭った和希。その拭った親指をぺろりと舐めた。

「ソース付いてる」
「…///ありがと…///」
「いえいえ」

そうしながらも笑っていた。そんな普通がとても幸せに感じながら満喫していた。
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