T.A.B.O.O~満月のPerfect Crime~
そう言われピエドラは立ち上がり一言残すと静かに部屋を後にした。
その後は自身のすむ部屋でゆったりと天井を見上げた。

美羽と和希がどこで過ごしているのか…

誰と接しているのか…

それを知るべく手をかざした。すると天井が一瞬暗くなった次の瞬間満天の星空のような映像に近いのか…そんな模様が広がった。そこには和希と笑い合う美羽の姿があった。

「あぁあ…またそんなに移動しちゃって…消し回るの大変なんだぞ?」

そういいながらもどことなく優しい表情を浮かべながらフフっと笑っていた。そのまま美羽たちの笑顔をみつめたままピエドラは心にあったかい気持ちを持ったまま眠りについたのだった。
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