T.A.B.O.O~満月のPerfect Crime~
一方その頃、ジェーナは呼び出されていた。

「何の用?ヌエバ。」
「いや失礼、ダーマ・カロン。君の所の少年がね。」
「ピエドラが何か?」
「そう厳しき目をなさいますな。私とダーマの仲ではないか。」
「早く用件を言ってくれないかしら?私にはここは暗すぎるよ。」
「そうも言いなさいますな。ならば。」

そういいヌエバと呼ばれたその男性はスッと手を挙げた。するとキラキラと輝く星空が浮かんだ。

「これでいかがでしょうか?」
「はぁ…」
「お気に召していただけたようで何より…」

そういいにこりと笑うと対面して、いすに座ると再びヌエバは話し始めた。
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