T.A.B.O.O~満月のPerfect Crime~
後ろから抱きしめられ首筋をペロリと舐められながらキスを落とされるジェーナ。腰を抱いて気付けば服の裾からスル…っと手が入る。

「ヌエバ…」
「……もう消滅を覚悟している者が交わることを言っているんだが?後悔しか残らないことはダーマ・カロンも解っているだろう?」
「だから…それを含めた上で行わずに後悔よりも行って学んだ方が良いじゃないか?」
「とはいえ残される…側も考えて……ッ」

そう言い終わるが早いかヌエバはぐっと抱き寄せた。

「ッ…ハァ…」

そんなヌエバの方を向いてジェーナは頬を包んだ。じっと見つめフフッと笑った。

「今宵は満月だからね」
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