T.A.B.O.O~満月のPerfect Crime~
「何か…解らないけど…すごく胸騒ぎがして…」
「それだね。誰が連れて行かれたか解るかい?」
「…誰?」
「ティナだよ」

その言葉を聞いてドクリと胸は走った。その時だ、和希は着いた。

「ジェーナさんにピエドラ…?どうしました?」
「今夜は行かないで良い。」
「行かないでって…何でですか!」
「行っても会えない」
「だから何で!」
「お嬢が死にそうだからだ!」
「……え?」

一体今何を言われたのか和希は解らないで居た。

ナンテ イッタ?

ミウ ガ シヌ?

少しの間があった後に顔色が変わり表情も冷たくなった和希はハハっと笑い出した。
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